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地盤保障 ①概要

『地盤調査』とは、建築物の着工に先立ち、お客様の土地を地質学的と土質工学的に調べることです。
お客様の大事な住宅、安心して長く住んでいただくには、土台である地盤が重要になります。仮に脆弱な地盤に住宅建設をしてしまうと、月日を重ねることに地盤沈下が進み、その結果、住宅の傾きやヒビに亀裂、扉や窓の開閉の不具合など様々な支障が出ることが考えられます。
そのような事態に陥らない為にも地盤調査が必要になってきます。
住宅建設の地盤調査は、地盤が建築物を安全に支持できるか、どの程度の不同沈下が予想されるか、また、支持できない場合は安全に支持するための方法を技術的に調べることを的として調査します。
調査方法には、ボーリング、サウンディング、サンプリング、
土質試験などがあり、住宅の地盤調査では、先端がスクリュー状になった棒を回転貫入させるスウェーデン式サウンディング方式が一般的です。
地盤調査の結果、軟弱地盤であることが判明したら、地盤が安全に建物を支持できるように地盤改良を行います。

地盤保障 ②不同沈下と地盤改良の種類

不同沈下とは、家屋全体が均等に沈下するのではなく、不揃いに沈下を起こし一方向に傾く現象になります。
世界的にも有名なイタリアのピサの斜塔をイメージすると、どの様なものなのか分かりやすいのではないのでしょうか。
ピサの斜塔も不同沈下が原因なのです。不同沈下が起こると建物に甚大な被害を与えます。例えば、歪みから壁内への雨水の浸水を許し、その結果、骨組みの腐食を引き起こすことで建物の寿命を縮めたり、傾きから精神的ストレスを引き起こすなど様々な事
が考えられます。
下記の絵は不同沈下の原因の一例ですが、色々な要因で引き起こされますので、しっかりした調査、改良が必要になります。

[不同沈下の主な原因]

軟弱地盤

土の埋め戻しが不十分

盛り土内にガラが混入

旧水路の埋め戻しが不十分

[地盤改良の種類]

・表層改良
軟弱層は建物を支持させる支持力もなく、圧密沈下により将来の不同沈下による建物不具合の発生原因となります。
その原因となる軟弱層をセメント系固化材を混ぜて固くすることで、建物を充分支持できる地盤をつくることができます。
(注:工法上、深度は2m程度に限られます)

・柱状改良
専用の機械を用いて、地中にセメント系固化材を注入、さらに撹拌することで、直径60cm等の円柱形の改良体をつくります。
建物荷重と地盤のデータから計算される必要深度まで改良体をつくることで、支持力の確保と沈下の防止を約束します。

・鋼管杭
地下深くにある支持層で建物を支持させることが出来れば安心です。
高層建築物等で施工される杭基礎。
鋼管を地中に圧入し、支持層まで到達させます。

※「賢い家つくりへの道」でも詳しく書いてますので参考にしてください。

地盤保障 ③Q&A